電子化本家では、お客様に満足していただくことを第一に考えて、全ての業務を行っております。電子化された資料をお客様にご覧いただいて、「電子化本家に頼んで良かった」「またお願いしたい」と言っていただけるのが、最大の喜びです。
以下に、簡単な業務の流れをご紹介しますので、私たちの仕事ぶり、こだわりのポイントをご理解いただければ幸いです。
資料の受入・保管
お客様に送付していただいた書籍は、すぐに開封します。
その際、
- スピンやしおりなどの付属物がついていないか?
- インデックスがついているか?
- 折れがないか?
- 付箋がないか?
- お客様が切り抜き等をされたページはないか?
などの確認をします。
また、紙を段ボール箱内に立てて収納しておくと歪みの原因となり、綺麗にスキャンできなくなりますので、平積みになるように収納し直します。
断裁
スキャン前の準備作業として、断裁を行います。
初めて見る方は驚かれるようですが、断裁機は結構ごつい機械です。
分厚い資料でも難なくカットできますから、指などを挟まぬよう、細心の注意を払って作業しています。
断裁は2回に分けて行っています。
1回目では背表紙を削ぎ落とすような感じで断裁します。
これにより全てのページがバラバラになります。
このままスキャンにかけることもできなくはありませんが、更にもう一手間加えます。
理由は明確で、1回の裁断だけでは、各ページの大きさが揃わないからです(各ページの大きさが綺麗に整うと、スキャン後のデータも綺麗になります)。
文字や写真・絵・イラスト・図表にカッターがかからない幅を確認したら2回目の裁断です。
これで断裁は完了です。
ページ数が極端に多い書籍の場合は、カッターの圧力で真っ直ぐ切れないことがありますので、2~3ブロックに分けてから断裁することもあります。
断裁すると、資料はバラバラに分解された状態になりますから、輪ゴムで束ね、保管します。
スキャン
ここからは、優秀なスキャナの登場です。
お客様にご満足いただける品質を確保するため、常に最新のスキャナ動向をチェックしています。
表紙は他のページとは大きさや厚さが異なりますから、1枚だけをスキャンします。
本文のページはまとめてスキャナにかけます。
スキャナの下の部分にセットすると、上部から勢いよくスキャン済みの紙が飛び出してくるようになっています。
ここまでの説明だと、「スキャナが全部やってくれて、ラクな商売だね!」なんて思われる方もいるかもしれませんが、ここに電子化本家のこだわりがあります。
こだわり ... その1
断裁時などに発生する紙の細かい粉(=紙粉)が、ページの表面についていると、データ化した時にうっすらとスジが入ってしまいます。この状態でも文字が読めない訳ではありませんが、お客様の気持ちよく読んでいただくために、紙粉によるスジが出にくいスキャナを数多くの機種の中から選定し、採用しています。
こだわり ... その2
スキャンする時、コントラストにこだわっています。
コントラストが高いと「明るい箇所はより明るく、暗い箇所はより暗く」なります。
文字中心の書籍や、色使いがハッキリしている書籍の場合は、高めの設定になります。
逆にコントラストが低いと「濃淡の微妙な差異を綺麗に」スキャンします。
写真集など、質感や濃淡(グラデーション)を美しくスキャンする場合は、低めの設定になります。
コントラスト高め、低め、というのは、理屈では分かっていても、なかなか思い通りに実現できるものではありません。
紙の厚さや裏写り有無なども影響してきますから、一朝一夕に身につくスキルではありません。
電子化本家では、電子化品質 No.1、お客さま満足度 No.1 獲得のため、高品質スキャンのスキルを持った熟練のスタッフが試行錯誤を繰り返しながら、お客様に満足して頂ける品質を日々追求しております。
他とは違う品質を是非一度お試しください。
目視によるデータの最終チェック
スキャンしてPCに取り込んだ画像は、最終的に「1ページずつ目視でチェック」します。
漏れなく、綺麗にスキャンできているかどうかの確認はもちろんのこと、ドッグイアや付箋、しおり等がないかどうかの最終チェックも兼ねています。
ここにも私たちの強いこだわりがあります。
スキャンして電子化されたファイルをお客様がご覧になる訳ですから、お客様がご覧になるのと同じ状況で確認しなければ、チェックの意味がないと考えています。
ですから、機械がスキャンする時間の何倍もの時間をかけてチェックし、少しでも気になる箇所があればやり直しを繰り返し、満足できるレベルまで、妥協することなく作業を続けていきます。
「たかがスキャン、されどスキャン」
地味な作業の繰り返しではありますが、お客様に喜んでいただくことだけを考えて、日々業務に邁進しております。